私たちはどのような未来に向かって進んでいるのでしょうか?
その様子は地図とコンパスのない旅路にも似ているかもしれません。
綺麗な花を摘むために野原を歩き、水を汲むために沢まで降りて、
見通しのいい丘を目指す頃には遭難しているかもしれません。
「良い未来」へ向かうためには、正しい山登りが必要であり、
目指すべき山を決め、その山頂に至るまでの適切な道筋を想定して地図を描き、
地図に沿ってコンパスを持って進むことが必要です。
未来はまず想像することで、初めて創造することができます。
短期的な視座から研究開発や社会実装をしていると、
SF小説『すばらしい新世界(Brave New World)』のように、
高度な技術に恵まれながらも不幸な人々で溢れるディストピアに至ってしまうかもしれません。
フォーワードの方向だけでなく、
良い未来からバックキャストした計画をつくる必要があります。
私たち自身のために、未来世代のために、新しい世界をかたちづくる。
若者にはその責任と能力があると信じています。
すばらしい新世界へ!「Shape New World!」